膝の怪我の影響で昨季一年戦線を離脱し、NFLネットワークの解説をしていたRBマーシャル・フォークが来週の月曜にも引退を発表する事が明らかになった。
フォークは言う「このNFLという舞台でやってこれた事は本当に光栄な事だ。これまでの13年間自分に関わってきた全てのチームメイトとコーチ、そして自分を支えて来てくれたファンの人たちにも感謝の言葉を送りたい。自分は今まで試合に情熱を注ぎ、そこから素晴らしいキャリア、思い出を得る事が出来た。」
フォークは1994年ドラフトで全体2位指名を受けてインディアナポリス・コルツに入団。初年度からエースとして全試合に先発。99年のオフにラムズが2巡と5巡のドラフト指名権と引き換えにフォークを獲得し、1年目からラムズの初のスーパーボウル制覇に大きく貢献する活躍をみせ、以来01年までの3年間年間最優秀攻撃選手賞に選ばれ2000年には年間MVPになっている。プロボウル選出は7回、1,000ydsオーバーのラッシングが7回、100ydsラッシュ試合が38回、そしてNFL初となる98年から2001年までの4年間でレシーブとラッシュ合わせて年間2,000ydsを獲得。2000年には当時最高となる26TDという記録を樹立する等数多くの記録を作り上げてきた。NFL歴代の成績でフォークは現在ラッシングの獲得距離は9位、スクリメージからの獲得距離では4位、TD数も4位になっている。
”Greatest Show on Turf”の軸としてフィールドを縦横無尽に走っていたフォーク。近年は怪我の影響で出番も少なくなっていたが、その姿は永遠に多くのファンに刻まれているはず。今ここで再びそんな選手がフィールドを去ると思うと非常に寂しい事だが、今後のフィールド外での活躍も応援していきたいです。今まで多くの夢を有難う、マーシャル・フォーク。